誰のためのデザイン?増補・改訂版を読み始めた
誰のためのデザイン? 増補・改訂版 ―認知科学者のデザイン原論
- 作者: D.A.ノーマン,岡本明,安村通晃,伊賀聡一郎,野島久雄
- 出版社/メーカー: 新曜社
- 発売日: 2015/04/23
- メディア: 単行本
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誰のためのデザイン?増補・改訂版 を読み始めた、第一章の終わりまで読みました。
せっかくなので自分用に読書メモを残していく。後で追記したり修正したりするかも。
今、会社ではデザイナーのデミさん が新卒デザイナー向けに読書会を行っている。職種関係なく誰でも参加できると思う。
第一章メモ
- 良いデザインにおける重要な特性
- 発見可能性
- 理解
- インダストリアルデザイン
- ユーザーと生産者の相互利益のために製品、システムの機能、価値、外観を最適化する概念と仕様を創りだす
- インタラクションデザイン
- 人がテクノロジーとどうインタラクションするかに注目
- 心理学、デザイン、アート、情動の原則を利用する
- エクスペリエンスデザイン
- トータルエクスペリエンスの質と愉しさ
- 製品、プロセス、サービス、イベント、環境をデザインする
- HCD(Human-Centered Design)
- 各々のデザインと並列
- 対象とする人々のニーズと能力にデザインが合っているか保証するプロセス
- アフォーダンス
- どんな行動をとりうるかを示す
- 目に見えなくても存在すると考えられている?
- ドアノブは回すこと、引くことなどをアフォードする
- J・J・ギブソンが概念を提唱
- どのような行為が可能か決定する
- どんな行動をとりうるかを示す
- シグニファイア
- どこでその行為が行われるべきか伝える
- 何ができるかのサインを追加する
- 対応づけ
- 2つの集合の要素の関係
- 操作部と機能
- レバーを左に倒したら右に動く?左に動く?
- フィードバック
- アラーム、光の点滅、メッセージ、振動とかいろいろ
- システムが動いているか?エラーが発生しているかフィードバック
- 多すぎても少なすぎるより困ることがある
- 人の助けになることが重要なのかな
- 概念モデル
- 物がどう動くかについての説明
- 操作部の与える概念モデル
- 冷蔵庫の2つのつまみの例
- A: 2つのつまみが温度センサーのものだ
- B: つまみの1つは温度センサー、もうひとつは冷気の割合を調整する弁
- システムイメージ
- ユーザーが得られる情報を合わせて形成されるイメージ
- マニュアル、販売資料
- ユーザーはデザイナーと直接コミュニケーションを取れない
- 良い概念モデルの提供が重要
- ユーザーが得られる情報を合わせて形成されるイメージ
雑記
- デザインのプロセスではビジネスも含んで考えないといけないという話
- 概念モデルの部分で出てきた冷蔵庫は実際に今でも存在しているらしい
- 概念モデルを変えようとしないのは、もしかしたらブランドイメージだけでも売れてしまっているので、 変えないのかもしれない?
- 長年、同じブランドを使っている人は概念モデルが決まっていて、逆に使いづらくても、慣れているから良いと思うこととかありそう
- シグニファイアのところでピクトグラムのことを思い出した
- フィードバックに関して
- 誰が使うか、エンドユーザーなのか、カスタマーサポートの人なのか、エンジニアなのか?
- 使う人や、使う場面によってどんなフェードバックが良いかは変わってきそう
認知心理学の話とか面白いな、大学院の頃、色々と本を漁って読んでいたことを思い出した。 また少しづつ勉強していきたいなあ。