創造の方法学を読んだ
読んだ本
ドイツ行きの飛行機の中で読んだ。とても良かった。
- 作者: 高根正昭
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/09/18
- メディア: 新書
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メモ
- 問題をどうたてるか、原因と結果の因果関係の論理的な関係を仮説
- 仮説とは結果となる現象が一定の方向に変化するような条件に関する立言と定義している
- 事実を正確に観察、記録することは記述と呼ばれる研究方法
- 記述に対して、なぜ?を発して結果の現象と原因となる現象を論理的に関係させようとする説明的な研究方法
- 普遍性の高い理論は、一見相互に関係無いように見える経験的事実を同一の原理で説明することができる
- 社会学や心理学などで扱われる量的・質的研究方法について学べる
- 知的活動とは自由に抽象と経験の間の循環を行う知的活動
- 著者がアメリカに留学して博士号取得、教授を歴任する中での葛藤などが書かれていておもしろい
- アメリカ文化の普遍主義的な態度について書かれているところは個人的におもしろかった
- もう40年くらい前の本だけど、日々の物事を見て考える上でとても大事な事を教えてくれる