はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで を読んだ
- 作者: 羽生章洋
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/02/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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要件定義については昔から沢山書籍があったかもしれないけど、時代の流れに沿った内容で良かった。 本のボリュームは170ページくらい、図が多くてわかりやすく、要件定義に入る前の準備についても説明されている。
- 企画の確認
- 全体像を描く
- 実装技術を決める
- 行動シナリオ、概念データモデルを書く
- UI、機能、データについて
- 要件定義の仕上げとその後
などなど、ソフトウェア開発における要件定義の基本的な流れについて学ぶことができた。
自分は特にChapter-13の「項目の名称について」のページにある、シノニム・ホモニムが勉強になった。 1つの呼称が複数の実体を表す場合(ホモニム)もあるし、複数の呼称が1つの実体を表す場合(シノニム)もある。 呼称と実態のつながりについて、チームで1つ1つ定義していくことがとても大事だということを実感しました。
開発者以外の人でも読みやすい内容になっていると思うので、 ソフトウェアエンジニア以外の職種の人にもオススメです。 例えば、可能であれば発注側と受注側で一緒に読書会をしてみると良いかもしれません。