UIST2018勉強会で発表してきた
UIST2018勉強会
UIST2018勉強会で発表してきました。初参加でした。 みんなでUIST2018の中で興味のある論文を読んできて2分で解説して、みんなで学ぼうといった会です。
UIST勉強会はThe ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST)の論文を対象に最新動向の把握や自分の興味関心のある研究の発見を目的としています。 発表者の皆様にはUIST2018で発表された論文を1本最大2ページのスライドにまとめ、2分程度で発表してもらいます。
UIST '18- The 31st Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology
自分が読んだ論文
https://dl.acm.org/citation.cfm?id=3242591
感想
- Twitterハッシュタグ
- HCIのカレンダーよさそう
- 参加できない人が動画で発表するの良いですね
- 遠隔参加もうまく出来ている感じでよかった
- みんなでテンポよく読み進めて良い
- 2:00の発表タイムキーパーみたいなの良い
- 発表順のURLはQRコードがあると、スマホのカメラから読み込めるから便利かも
- 学部生、院生、先生、企業の開発者、趣味(?)で勉強している方、いろいろな人達が発表していて良かった
- (UIST勉強会のグッズとか https://suzuri.jp/ でサポートできるので、もし興味あればお気軽にご連絡ください!!)
- とても楽しかったです。幹事のみなさんありがとうございました!
スライド
発表につかったスライドです →
Dropbox - 36_黒瀧悠太.pdf
Twitter・GItHub・FacebookのIDはkurotaky
です。
メモ
以下は発表用のメモです。
ElectroTutor
Instruction Panel
- やることのイメージをビデオとか画像で表示
Development Panel
Testing Panel
- 現在のステップに関連するテストが表示される
- 個々のテストは、ユーザーがステップを開始すると展開され、完了すると自動的に折りたたまれる
評価
- 同じチュートリアルを実施
- テスト駆動の機能のあるグループとないグループでわける
- チュートリアルを完了するために最大45分
- エレクトロニクスとプログラミングの両方がある目覚ましシステム
- ライトセンシティブアラームは、LEDリング、光センサー、ブザー、およびリセットボタン
- 実験後にアンケートを実施
- 実験参加者は物理コンピューティングの経験が少ない人
- 参加した方には25ドルのギフトカード与えたよ
結果
- 全体として5/6人の参加者が実験条件でのチュートリアルを完了、対照条件では3/6
- タイミングに関して、実験条件の参加者は平均でより早いチュートリアル完了時間を示した
- 実験的:平均39.7分(SD 6.8)
- 対照:平均41.5(SD 4.3)
- t検定
- 差が有意であることを示さなかった(p = 0.59)
- 時間に関して
- 実験条件の参加者はテストを実行するのにかかる時間が含まれていることに留意する必要がある
- テストによって参加者はチュートリアルの指示を処理する時間を短縮できます
- 前のステップへのバックトラックがより多く示されていることがわかった
- 参加者が前のステップに戻ったインスタンスの数を分析
- 実験条件の平均0.2(SD 0.4)
- 対照条件の平均18.8(SD 19.3)インスタンス
- 2標本t検定では、この差が有意
- 制御条件の参加者を観察し、研究の終わりにそれらとの議論
- 前のステップからのプロジェクトの一部が機能していなかったことを発見し、バックトラックを頻繁に使用
- 参加者は壊れた部分の指示にバックトラック、問題を解決するためにトラブルシューティング
- ユーザーが移動する前に各ステップが正しく完了したことを確認する手段としてはテストを含めることの妥当ではないか!
- 参加者が前のステップに戻ったインスタンスの数を分析
- ポストスタディアンケート
- チュートリアルの内容に基づいて一連の4つの知識テストを実施
- 平均して実験条件の参加者は、これらの質問の2.8 / 4(SD 0.8)に対して、対照条件の2.0 / 4(SD 1.0)に対して正確に答えt検定ではこの差は有意ではなかった(p = 0.16)
- チュートリアルのエレクトロニクスとプログラミングの部分についての自信を評価
- ElectroTutorのユーザーは、追加されたテストを高く評価
- チュートリアルの手順を正しく完了しているという自信が増したことを示していた
- テストドリブンのアプローチ
- ユーザーが問題を直ちに診断し、問題が発生している原因を理解して解決するためにバックトラックしなければならない状況を防ぎ、ソリューションのトラブルシューティングを行うことができた
- ElectroTutorのユーザーは、追加されたテストを高く評価
今後の展望
- ユーザーの観点からテスト駆動型のチュートリアルを見た
- 将来の重要な領域は、テスト駆動チュートリアルを作成する際に著者をどのようにサポートするかを検討する必要がある
- サンプルサイズが小さい、より多様なユーザーグループを使って実験する
- ハードウェア詳しいけど、ソフトウェアは初心者とか