お産合宿10でmigacoというIoT歯ブラシスタンドを作った
会社の開発合宿に「黒瀧電機」というチームで参加してきました。
作業着を着ていたので、中継の時に何かの業者の方々と勘違いされました。
奥にいる青ヘル軍団なんなのだ… お産合宿10 by GMOペパボ #ペパボお産10 https://t.co/TxG9FA7vHQ @YouTubeさんから
— けんちゃんくんさん (@kenchan) 2016年9月15日
やったこと
当日は口内環境改善をサポートする歯ブラシスタンド「migaco」のプロトタイプを作成して、 クラウドファンディングに申請するところまでやりました。
- ティザーサイト → 『migaco(ミガコ)』快適な生活をサポートする歯ブラシスタンド
- キャンプファイア(審査中) → https://camp-fire.jp/projects/view/11404
社歌
チーム「黒瀧電機」の社歌があります。 新卒のながみーが友達とタッグを組んで作ってくれた。
なぜか、ピアノバージョンもあります。
技術的な話
プロダクトの中身
歯ブラシが置かれている・取り出されている事を圧力センサーで感知する。センサーから得られる値に変化があった場合、Webアプリケーションに情報をPOSTして、データを格納していく。DBにあるデータを計算してレポートメールを送信するというもの。
電源
最初はPCからUSBポート経由で電源を確保していたけど、PCから独立させて動かしたいので3.3Vの電源を昇圧型DC-DCコンバータを使って作った。結果として乾電池で動作するようにできた。
インターネットへの接続
Wi-Fiモジュールのesp8266にArduinoのスケッチを書き込んで動作させた。標準のSDKがTLS1.2にまだ対応していないようで、少し苦戦した。今回はHTTPを使ったけど、検証時はMQTTでデータ送ったりしていたので、今後はこちらも活用していきたい。
データストア
Wi-Fiモジュールから送られてきたデータをRailsアプリで受け取って、Redis, PostgreSQLにデータを保存する。 そこからデータを引っ張ってきてバッチ処理でレポートメールを送信する。
部品の調達
お産合宿前に何回か秋葉原の電気街にいって部品を調達してきた。わからないこと多いので手探り。 インターネットで調べながら色々買い込んで試しながら動かしていった。
チーム開発
エンジニア、デザイナー、営業、ディレクターでチームを組んだ。 みんなでアイデアを出しながら、最終的にチームメンバーの日常生活で困っていることから今回のプロダクトのアイデアを得た。 最近は東工大のデザイン思考の授業に参加して似たようなことをしていたので、そこで学んだことを活かしながら進められたのが良かった。
感想
Arduinoは教育用に作られただけあって、簡単に動かせるしマニュアルも豊富でとても良い。とりあえず電子工作始めたい人にはおすすめ。 初心者の方は保証もあるスイッチサイエンスで購入するのが良さそう。
海外で作られているArduinoの互換機だと500円くらいで買えるものもある。 とにかく安く買いたい人は互換機についても調べてみると良いかも。
https://www.amazon.co.jp/dp/B018VYJIEU
ArduinoのIDEをもう少しカスタマイズしたい気持ちがある。Visual Studio Codeで開発できるぽいので試してみよう。 ブレッドボードとジャンプワイヤなど一通りのキットを変えば色々試せるので、興味ある方はぜひやってみてください。 はんだごては久しぶりに握ったけど楽しかった。
合宿では作業着を着ていたので、宿泊先のスタッフの方にバスの運転手と勘違いされるアクシデントがあったけど、 それ以外はみんながもくもくと頑張ってくれたので、いい感じにゴールまで進めたと思います。来年も楽しみだなあ。
作業着着てたらバスの運転手さんと間違えられた #ペパボお産10
— Yuta Kurotaki (@kurotaky) 2016年9月15日
これから
プロダクトをブラッシュアップさせて、少人数でも良いので実生活で使ってもらえるところまで行きたい。