社内読書会について
読書会とは
1つの課題図書を決めてみんなで読み進めて知識を得たり、お互いに知っている事を教え合う場として社内で定期的に開催しています。
最近、チームで「HTTPの教科書」という本を読み進めることになったので、あらためて読書会についてまとめておきます。
読書会は職種や部署は関係なく、あちらこちらで開催しています。大体1回あたり1時間くらいで実施しているところが多いようです。
- 作者: 上野宣
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2013/05/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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社内では様々なテーマで読書会が行われていますが、よく行われている形式を2つほど紹介します。
読書会の形式
みんなで集まったときに順番に読み進める
今、社内で一番よく見かけるのはこの形式です。事前の準備が不要で、わからないところをその場で聞き合うことができるのが良いと思います。 一冊の本を読み終えるまでに少し時間がかかるので、人によってはモチベーションの維持とかが大変かもしれません。
- 読みたい本、テーマに合った本を選ぶ
- みんなで決まった時間に集まって、1人が声を出して順番に読み進める
- キリの良いところで止めて、わからない点や気づいた点があればみんなに共有して話す
- あらかじめ読むと決めたところや、最後まで読み終えたら解散
といった感じです。基本は週に1回1時間くらいで時間と場所を決めてみんなで集まります。 複数のオフィスから参加する人がいる場合は Google Meetでつないでやります。継続は力なり!
事前に読んできてグループでディスカッションする
最近、SRE本の読書会をやっているのですが、事前に担当の章を決めて各自読んできて、読書会の時間でグループワークを通して理解を深化する形式で行っています。
SRE サイトリライアビリティエンジニアリング ―Googleの信頼性を支えるエンジニアリングチーム
- 作者: 澤田武男,関根達夫,細川一茂,矢吹大輔,Betsy Beyer,Chris Jones,Jennifer Petoff,Niall Richard Murphy,Sky株式会社玉川竜司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/08/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この読書会のグループワークでは知識構成ジグソー法というのを使って行っています。
- 読みたい本、テーマに合った本を選ぶ
- 次回、担当する章やテーマを決める
- 次の読書会までに担当分を読んでくる
- 読書会の時に、同じ資料を読み合うグループを作り、内容や意味を話し合い、グループで理解を深める (エキスパート活動)。A,B,Cという3つの章や分野に分かれて理解を深める。A,B,Cどれかのエキスパートになる
- それぞれの担当者がいる新しいグループに組み替える。各グループにA,B,Cそれぞれの担当者が集まり、自分の言葉で自分の考えを伝えたり、新たな疑問を持ったり、他のメンバーの説明を聞いて理解を深めます。(ジグソー活動)
- 各グループで話した内容を全体に共有します (クロストーク)
SRE読書会は参加人数が多く、様々な技術レイヤー&事業部のエンジニアが参加していますが、お互いが担当した章を読んできて、ジグソー活動という知識をつなぎ合わせていく活動を通して、理解を深めることができている感じがあります。
まとめ
読書会にもいろいろなやり方があるので、テーマや自分たちに合ったやり方でまずは進めていってみましょう!