mo-fu note

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チームでのふりかえり会をもっと良くしたい

と、相談を受けたことがあったので書いてみます。

なぜ、私たちはチームでふりかえり会をするのか

定期的に「ふりかえり会」をしているチームがあったとして、 なんかうまくいってる気がしないな...ルーチンワークになってるな...毎回同じこと話している気がする...みたいになってきたら、 なぜ私たちはふりかえり会をしているのか?みんなで話してみると良いかもしれません。

各々の自己成長のため?お互いの進捗を確認したい?開発のプロセスを改善したい?

みんなが頭の中で考える「ふりかえり会」はそれぞれ違うかもしれません。

ふりかえり会をやると決めた後は

なぜ?「ふりかえり会」をやるのかチームで認識が合ったら、次はもっとうまくやるためにどうすれば良いかを考えます。 いろいろなプラクティスがあるのですが、自分たちのものにするためにチームで色々試していきましょう。

チームで前提となる知識を揃えたり、共通言語を作るために、以下のようなことを試してみても良いかもしれません。

  • チームのみんなで本を読んで勉強してみる
  • チーム外からふりかえり会のファシリテーターが得意な人を呼んでみる
  • 他のチームのふりかえり会を覗いてみる

場のデザイン

チームのみんなで楽しく集中して、ふりかえり会の時間を過ごせるようにしましょう。

  • グランドルールを決める
    • 非難をしない、責任を追及しない、ふりかえりに集中する
    • "問題 対 私達" とか" HRT" みたいなマインドセットであったり、"話は最後まで聞く" とか "パソコンの画面を閉じる" とかもっと具体的な行動に落とし込むのもあり
  • タイムスケジュールを決める
    • 時間を区切って実行しましょう。参加者が緊張している場合は、はじめにアイスブレイクを入れてもいいかもしれません
  • 飲み物とかお菓子を用意してみる。BGMをかけてみる
    • リラックスしてふりかえり会ができるかもしれません

実行可能なアクションを決める

実行可能なアクションに落とし込みましょう。SMARTな目標を設定すると良いでしょう。

S(Specific), M(Measurable), A(Achievable), R(Related), T(Time-bound)のそれぞれ英単語の頭文字を取ったものです。 具体的で、測定と達成が可能な目標に関連した時間的制約があるアクションという感じです。

実行できるのかな..?到達できるのかな...?何か不安な点に気付いたら、お互い手ごわい質問をしましょう。 もし不安なことがあれば自分から素直にチームに共有していくとよいでしょう。

定期的なメタふりかえり

チームやチームの周りの環境は常に変化しています。 変化に対応するために、たまにふりかえり会のふりかえりをすると良いでしょう。 たまには立ち止まって考えることも大事です。

あわせて読みたい

デザイン思考の話だけでなく、チームビルディングやチームでのふりかえりについても書かれています。 自分はこの本の元になっている東工大のプロジェクトで約半年チーム過ごしたけど、そこでの現場の知見が詰まっています。

エンジニアリング組織論への招待、p.225にふりかえりの流れの例が書かれていますが、Chapter.4以外も全部読むと良いです。 不安に向き合いチームマスタリーを得ていきましょう。チームのみんなで読むのも良いかもしれません。

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

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