mo-fu note

研究からキックボクシングまで何でも書いていきます!

社会人博士学生に必要な心構え

社会人学生 Advent Calendar 2020の24日目の記事です。

adventar.org

企業に勤めながら博士課程に行く方には、色々な理由があると思います。会社で必要だから博士号を取るというパターンもあるかもしれませんし、自分が興味を持っているテーマを突き詰めたいという方もいるかもしれません。私の場合は後者です。自分の好きな分野についてフルタイムで働きながら研究をしています。分野は元々の専門とは少し違う理工学系の課程にいます。入学した話は以下に書きました。

kurotaky.hatenablog.com

来年3月でもうすぐ1年が経ちますが、自分なりに博士学生で大事だなあと思った心構えについて、3つほど書いてみます。 自分が来年読んで思い出したり、これから社会人博士学生をやっていく人の参考に少しでもなれば嬉しいです。

自分のために書く事、作る事

博士課程なので、自分で研究計画を立てて、自分でどんどん切り開いていかないといけません。先生からアドバイスを受けることはありますが、自分で決めていく必要があります。 社会のために、誰かのためにというのももちろん大事ですが、自分が決めたテーマに関して取り組んで行く中で、誰かに褒められるからとか、怒られないようにみたいな気持ちで研究をしている状態はあまり良くないと思っています。

他人の評価も気になるところもありますが、自分が取り組みたいテーマに対して、自分の中で納得がいく状態に持っていけるのが大事だと思っています。自分の好奇心を大切にしていきたいです。

なぜ?を繰り返す

なぜ?を自分の研究にも、読んでいる論文にも繰り返して、今まで当たり前のように使っていたもの、見ていた景色に対して、なぜ?を投げかけて考える事が大事です。 発表を聞いたり論文を読んだ時に、「こういうものなんだ、へ〜」で終わらせるのではなく「なぜ、こういう形になっているのか」「なせ、このプロセスなのか」など、問いかけながら読んだり聞いたりすることが、研究者としての成長に繋がります。

心身の健康

心身の健康は大事です。博士課程は長距離走なイメージで体調を崩してしまうと、研究が好きでも続けられなくなります。仕事もできなくなってしまったら生活面でも苦しくなってしまうかもしれません。とにかく疲れたら休みましょう。あと、自分では気づけないことも多いので、友人や家族に「なんか最近疲れてない?」とか言われたら、素直に自分は疲れてるんだな〜と思って、睡眠時間を見直したり、運動したり、お風呂に浸かったりしてリフレッシュしましょう。

以上、自分が普段意識していることをまとめました。また来年読み返したりして、振り返る時間を作ろうと思います。

色々と大変なこともあるかもしれませんが、社会人博士学生のメリットとして、生活基盤が比較的安定している点があると思うので、研究が辛くなるくらいなら辞めてしまって良いと思います。自分の中にある好奇心を忘れずに、研究していきましょう!